VODサービスの中は幅広いジャンルの動画や雑誌の読み放題まで扱うU-NEXTのようなものもありますが、中には特定のジャンルに特化したものがあります。
今回紹介するdアニメストアという動画配信サービスは、その名のとおりアニメに特化した作りで、他にもテニミュなどの舞台公演やアニソン・声優などアニメ好きの方にはたまらない作りになっています。
私も毎回『今期のアニメ』をチェックして見る作品チョイスしていますが、自分の地域では放送されていない、自分が加入しているVODサービスでは配信されないなどということがあります。
そんな時にdアニメならアニメのほとんどを網羅しているのでとても役立ちます。
おまけに特化型なので月額料金400円(税抜)と昼飯1食でカバーできる値段。
さらに今は初回入会時31日間無料キャンペーンを行っているため、完全に1ヵ月無料で試すこともできちゃうんです。
今回はそんなdアニメの特徴や視聴方法、加入方法から無料期間だけで解約する方法までいろいろと紹介したいと思います。
dアニメストアとは
冒頭お話したとおりですが、dアニメストアはNTTdocomoが運営するアニメに特化した動画配信サービスです。
作品数2,500品以上でアニメに振り切っているため、新作アニメから昔の名作アニメまで大抵の作品は見つかるでしょう。
dアニメストアはドコモユーザー以外も入会可能
dアニメストアはドコモが運営していますが、入会するのはドコモユーザーじゃなくても構いません。
その代わりdアニメストアなどドコモのサービス全般で使えるdアカウントとというものを作成する必要があります。
dアカウントにはdポイントが貯まり、動画配信サービスのレンタル作品にも使えます。(月額料金の支払いには使えません。)
NTTドコモでは他にも次のような動画サービスも運営しており、これらは同時加入することでセット割引が受けられるものもあります。(dアニメストアはセット割引対象外)
- dTV: 月額500円(税抜)で映画・ドラマ・アニメ・MVなど幅広いジャンルの動画を楽しめる。
- dチャンネル: 月額780円(税抜)でANIMAXなどCS放送のチャンネルなどが視聴できる。
- DAZN(ダゾーン): 月額980円(税抜)でスポーツに特化し国内外130以上、年間10,000以上の試合映像を楽しめる。
- ひかりTV: 月額3,500円(税抜)で光回線を利用してdTVチャンネル・dTV・地デジ・BSが見放題。
- ※DAZNはドコモユーザーでない場合は月額1,750円(税抜)。
- ※光TVはドコモユーザーで2年契約(2年割)を適用した場合月額2,500円(税抜)。
dアニメストアで扱うジャンル、ラインナップ
豊富なラインナップから作品を探すとき、普通は『アニメ』で1ジャンルですがdアニメの場合はさらに細分化されているので、自分の好みの作品を探すのに役立ちます。
- SF・ファンタジー
- ロボット・メカ
- アクション・バトル
- コメディ・ギャグ
- 恋愛・ラブコメ
- 日常・ほのぼの
- スポーツ・競技
- ホラー・サスペンス・推理
- 歴史・戦記
- 戦争・ミリタリー
- ドラマ・青春
- ショート
- 2.5次元舞台
- ライブ・ラジオ・etc
この中でも特化しているものとして、2.5次元舞台は刀剣乱舞、おそ松さん、テニミュなどの舞台が見れます。
また、ライブ・ラジオ・etcではANIMAX MUSIX、Animelo Summer Liveなどの音楽イベントや声優さんのライブ、オーディオコメンタリー作品などアニメ本体だけでなく声優などにも興味がある人も楽しめるコンテンツが準備されています。
dアニメストアの無料期間と登録・解約のやり方
dアニメストアは無料体験の期間を設けてあるため、家のネット環境でも動画が見れるか心配な方も実際に試してみることができます。
無料期間中に解約すれば一切料金は発生しないので、無料期間のお得な入会方法や登録・解約のやり方を紹介します。
dアニメストア 無料期間
当初はdアニメストアの無料期間は7日間でしたが、2014年11月8日より初回31日間無料キャンペーン(終了日未定)が開催されているため無料期間は31日間あります。
加入した日を1日目として31日目までが無料お試し期間となり、この無料期間中に解約すれば料金は一切かかりません。
継続する場合は32日目にその月の月額料金が課金されますが、日割り計算はされません。そのため、32日目が12/31日など月末であればたった1日のために400円(税抜)がかかることになり非常に勿体ないことになります。
継続するかもしれない場合、32日目が月初めになるように加入すると最大限お得に楽しむことができます。
ただ冬休みとか月末から連休に入るからそこで無料体験してみたいって方もおられるでしょう。
そんなときは12月25日頃に無料体験に加入した場合、無料体験が終了する1月24日で一旦解約。そして2月に入ってからまた再加入すれば日割り計算されないことで損することはないでしょう。
ちなみに今入会したらいつまで無料かなとカレンダーを数えなくてもdアニメストアの無料体験キャンペーンサイトには『本日入ると何月何日まで無料』と表示されているのでそちらを参考にしましょう。
dアニメストア 登録方法
ドコモ公式/dアニメストアから初回31日間無料おためしのボタンを押して登録画面に進みます。
ここでdアカウントの認証が必要になります。
dアカウントの認証
dアカウントをお持ちの方はログインし、お持ちでない方は一旦dアカウントの登録を行います。
dアカウントはドコモユーザーの方ならおそらく次のように設定されているでしょう。
- ユーザー名(ID):〇〇@docomo.ne.jp
- パスワード:任意の英数字
ドコモユーザーでない方のdアカウントは、特別なことをしていなければ次のようになっています。
- ユーザー名(ID):dアカウントに登録したeメールアドレス
- パスワード:任意の英数字
私の場合はドコモから格安simに乗り換えたので、ドコモ時代は@docomoのメールアドレスでしたが、ナンバーポータビリティーで格安シムに映ってからはgmailのアドレスがIDになるよう変更手続きを行っていました。
支払い情報(クレジットカード・キャリア決済)の登録
dアカウントの認証が終わると支払い用のクレジットカードの登録画面に進みます。
この画面では無料期間が何月何日までか表示されるので確認しておきましょう。この無料期間の翌日からは月額料金が加算されることになり、この画面で登録したクレジットカードから引き落とされることになります。
ドコモユーザーであればキャリア決済で支払うことも可能です。
今回私は12月1日に登録しているので12月31日までが無料期間となります。もし12月31日までに解約しなかった場合は1月1日から月額400円(税抜)の料金がかかるということになり、無駄なく無料期間を堪能することができる計算です。
入力情報の確認
確認画面で入力した内容と諸注意事項を確認し、特に問題がなければ利用規約/注意事項に同意するにチェックを入れて申し込みを完了します。
※スクリーンショットは2019年10月1日以前の消費税8%のときのもので2019年10月1日以降は金額が異なります。
手続を完了すると受付番号が表示され、登録したメール宛に登録完了メールが送られます。
この画面のこちらからdアニメストアをお楽しみくださいボタンを押すとそのままアプリのダウンロード画面に進むことができます。
パソコンならdアニメストアにアクセスし、スマホやタブレットならdアニメストアアプリを使用してすぐに動画を見始めることが可能です。
dアニメストア 解約方法
dアニメの解約方法について説明していきたいと思います。
dアニメストアアプリの下の方へ画面をスワイプしていくと解約というボタンがあります。
画面が切り替わり、一旦dアカウント(ID・パスワードを入力)へログインします。
次のページでは引き止めの文言や解約理由のアンケートなどが続きますが、どんどん下に移動して解約するボタンが見えるところまでスクロールさせます。
ここで解約するボタンを押すと解約手続に進んでいきますが、解約と同時にメルマガも解除しておきたい場合は解約ボタンの下のチェックを外しておくと良いでしょう。
解約月の料金など
解約手続きが完了すると見放題動画だけでなくレンタル中の動画も一切視聴できなくなります。
解約月の料金は日割り計算されないため、月初めの解約でも月末の解約でも料金は変わりません。解約する場合はできるだけ月末に解約した方がお得です。
月末に解約するのを忘れたり忙しくて時間が無さそうな人は、月の最後の休日にでもカレンダーアプリなどでアラームをセットしておくと良いでしょう。
また、もし間違って解約してしまった場合は再入会すればOKです。
同月内で退会と入会を何回繰り返しても月額400円(税抜)以上は発生しないため、誤って退会したり退会した後にやっぱり継続したいと思ったときは再び入会手続きを行いましょう。
dアニメの視聴方法
dアニメストアは様々なマルチデバイス対応なので、様々な端末からアニメを視聴することができます。
パソコンで見る方法
パソコンで見る場合はedge、chromeなどブラウザで視聴になります。
もしWindows7など古いOSのパソコンでインターネットエクスプローラーなどを使って視聴する場合は動画を見るためのSilverlightをインストールするよう表示が出るので、許可してあげましょう。
dアニメストアにアクセスし、dアカウントでログインすると視聴することができます。
なお、パソコンの場合はストリーミング再生のみでダウンロード再生はできません。
スマートフォン・タブレットで見る方法
スマホ・タブレットで見るときはブラウザからは視聴できません。
iphone・ipadなどiOSならApp Store、Androidならグーグルプレイストアなどからdアニメストアアプリをダウンロードして視聴しましょう。
スマホ・タブレットで視聴する場合、ストリーミング再生とダウンロード再生が行えます。
ダウンロード再生の詳しい使い方については後述します。
PS3・PS4、WiiUなどゲーム機で見る方法
dアニメストアは大手動画配信サービスに比べるとアプリ配信されているデバイスが少なく、WiiUなどゲーム機から視聴することはできません。
dアニメストアアプリが配信されていませんし、ブラウザから見ようとしてもSilverlightをインストールしてくださいと表示されますがインストールできないため見ることはできません。
ゲーム機からの視聴はあきらめましょう。
テレビで見る方法
テレビの場合、Fire TVなどのセットトップボックスなどを接続してdアニメアプリを使って見る必要があります。
対応端末には次のようなものがあります。
- Fire TV
- Chromecast
- Air Play
- Android TV
- dTVターミナル
- ドコモテレビターミナル
一番おすすめなのはamazonが販売するFireTVです。
huluやamazonプライムビデオなどメジャーなVODサービスからdアニメストアのような対応端末の少ないアプリまで対応している範囲が広いので、動画配信をテレビで見たいと思っている人は大体これを買っておけば事足ります。
ChromecastやAir Playはスマホで見ている動画をテレビにも映すというもので、操作はスマホで行うことになります。個人的にはテレビで見るならリモコンだけで済ませたいのでセットトップボックスの方が良いと思います。
ドコモが提供するセットトップボックスとしてdTVターミナルやドコモテレビターミナルがありますが、これらはdTVやdチャンネルなどドコモが運営する動画配信サービスには対応していますが他社のサービスへほとんど対応していません。
動画配信サービスはどこの会社も無料期間などあって色々試してみた方が楽しいと思いますし、そうしたときに対応していないといちいち大変なのでamazonのFireTVが間違いないでしょう。
ちなみに2018年12月には4K対応のテレビに差し込むスティックタイプのFire TV stick 4Kが発売されます。
これから買う人はこれを買っておけば間違いないでしょう。

動画のダウンロード再生について
動画のダウンロードに関することを順番に紹介します。
動画のダウンロードにかかるデータ量と画質
動画をダウンロードする場合、SDカードスロットのないiPhone・iPadなどでは本体内部にダウンロードされ、SDカードが使えるAndroid端末などではSDカード内にデータを保存できます。
データのサイズはダウンロードする画質によって4段階に分かれます。
画質 | 動画ビットレート | データ容量 |
---|---|---|
HD画質 | 2.7Mbps | 400MB |
すごくきれい | 1.2~1.7Mbps | 300MB |
きれい | 596Kbps | 110MB |
ふつう | 398Kbps | 70MB |
画質 | 動画ビットレート | データ容量 |
---|---|---|
HD画質 | 2.7Mbps | 80MB |
すごくきれい | 1.2Mbps | 50MB |
きれい | 692Kbps | 20MB |
ふつう | 398Kbps | 11MB |
動画のダウンロード制限とライセンス認証
dアニメストアでは保存容量さえあれば動画は何本でもダウンロード可能です。
ダウンロードした動画は完全にオフラインで視聴できるため、電車・船・飛行機など通信が不安定だったり圏外の環境でも見れて大変便利です。
ただし、動画にはダウンロードしてから48時間のライセンスが発行され、これが切れるとライセンス更新のための通信が必要になります。
ライセンス認証はオンライン環境で動画を再生してもOKですし、『ダウンロード済リスト』の編集メニューから最大30件までまとめて更新することも可能です。
動画データは端末に残ったままライセンスの更新のみ行うためそれほど通信容量も食いません。
3日以上の外泊のときなども家でダウンロードしておき、出先ではライセンス更新だけ行えばよいのでスマホの回線やホテルのWi-Fiを利用すれば問題なさそうですね。
ちなみに動画の同時ダウンロード本数は10本です。
サーバーへの負荷を考慮してだと思いますけど、11本以上は注意が表示されてダウンロードリストに入れることができなくなります。
ただこれはあくまで同時ダウンロード本数の制限なので、ダウンロードが完了していけばまた次の動画をダウンロードすることができます。
話数が多いアニメをダウンロードするときはダウンロード状況を見ながら次々とダウンロードリストに追加していきましょう。
また、動画のダウンロード中に同じ動画をダウンロードしようとすると「既にダウンロード中です」と表示されますが、ダウンロード済みの動画の場合は注意が出ずダウンロードが始まります。
その場合、同じ動画が2つにはならず後からダウンロードしたもので上書きされるため、画質を変えてダウンロードし直すことができます。
ただ10本以上の動画を順番にダウンロードしていくときにどこまでダウンロードしたが分からなくなって同じ動画をダウンロードすると時間の無駄ですし、スマホ回線の人は余計に通信容量を消費します。
ダウンロードした動画には『視聴済』と表示されるので、これを見ながら無駄なくダウンロードしましょう。
ダウンロードした動画の再生
ダウンロードした動画は完全にオフラインでも再生可能です。
オフラインでdアニメストアアプリを起動させるとエラーが表示され、コンテンツがダウンロードされないためホーム画面に画像が表示されず真っ白な状態になりますけど、それで問題ありません。
右上にメニューボタンは表示されているので、そこからダウンロード済リストを選択すれば予めダウンロードしていた動画を視聴することができます。
ただし、ライセンスが切れている場合は一旦通信が可能な場所でライセンスの更新を行う必要があるので、オフラインで使用したい人は、通信環境がある所でライセンス更新だけ済ませておきましょう。
dアニメストアの画質
dアニメストアで4段階の画質でアニメ動画を楽しむことができます。
画質 | スマホ・タブレット版の データ量、動画ビットレート | PC版の データ量、動画ビットレート |
---|---|---|
HD画質 | 400MB、2.7Mbps | 700MB、3.4Mbps |
すごくきれい | 300MB、1.2~1.7Mbps | 370~600MB、2.0Mbps~3.2Mbps |
きれい | 110MB、596Kbps | 300MB、1.7Mbps |
ふつう | 70MB、398Kbps | 100MB、596Kbps |
表を見てのとおりアプリ版(スマートフォン・タブレットなど)とブラウザ視聴(PC版)ではPC版の方が高画質です。
HD(ハイヴィジョン)画質と言っても解像度1,280×720より大きくフルHDの1,920×1,080より小さいものは全てHD画質と呼ばれるので、画面の解像度に合わせてチョイスしてくれているのかもしれません。
解像度が低い動画は線がくっきりせずぼやけたような見え方になりますし、ビットレートが低いと色が潰れてブロックノイズが出やすくなります。
私のiPhone6の環境で試してみるとダウンロードに関しては「ふつう」や「きれい」画質はほんの数秒で終わるしデータ容量が小さいので助かりますけど、最近のスマホはドットが細かいので小さい画面でも画質は荒が目立ちます。「きれい」画質までいくと、縦画面での視聴なら快適ですけど、横画面で大きくすると輪郭などがぼやけたような感じになります。
とりあえずスマホにダウンロードして通勤中などで流し見するようなアニメをならデータ容量の軽い「ふつう」「きれい」でもよいですが、「お気に入りの作品を持ち歩いていつでも楽しみたい」ということならデータ容量は大きくなってしまいますが「すごくきれい」や「HD画質」を選択した方が絵がバリっとしていて世界に没頭できます。
dアニメストアの有料レンタルについて
dアニメストアは基本的には月額400円(税抜)で2,500以上の作品が見放題で楽しめます。
その他にも最新映画などは別途有料レンタルもできるので料金は大体いくらくらいなのか紹介します。
有料レンタルのラインナップ
2018年12月現在でレンタル販売作品を見てみると48作品があります。
一見少ないように見えますが、amazonプライムビデオなどでアニメを見る場合最新アニメの最新話はレンタル対象となるところ、dアニメでは最新話まで見放題に含まれているので普通のアニメ作品はそもそもレンタルする必要がありません。
このため、有料レンタルではアニメの劇場版・劇場アニメ・舞台作品などが対象となっています。現在のラインナップをいくつか列挙してみます。
- 君の膵臓を食べたい
- 【舞台】文豪ストレイドッグス 黒の時代
- K SEVEN STORIES
- 宇宙戦艦ヤマト2202 愛の戦士たち 第6章 回生篇
- ノーゲーム・ノーライフ ゼロ
- ソードアート・オンライン-オーディナル・スケール
- 【ミュージカル】スタミュ
有料レンタル作品の視聴期間
有料レンタル作品には次の2つの視聴期間(視聴期限)があります。
- レンタル作品購入後30日間(720時間)内に視聴を開始しなければならない。
- 視聴開始後(作品の画質選択ボタンを押下後)、作品ごとに決められた期間(2~14日程度)で視聴期限となる。
レンタルした作品は期限が過ぎると自動で返却され、視聴することができなくなります。もし購入したことを忘れて動画を見ることなく期限が切れたりしても払い戻しなどは行われません。
また、期間内であっても見放題会員を退会すると有料レンタル作品も観れなくなってしまうため注意が必要です。
なお、レンタルした作品は期間内であればPCで見たりスマホで見たりとマルチデバイスで見ることができます。
有料レンタル作品の画質とレンタル料金
有料レンタルの料金は新しさ、画質、時間、話題性などによって様々でかなりマチマチです。
- 君の膵臓を食べたい:1,800円(税込)
- 舞台 文豪ストレイドッグス 黒の時代:1,944円(税込)
- 宇宙戦艦ヤマト2202 愛の戦士たち 第六章 回生篇:1,404円(税込)
- ノーゲーム・ノーライフ ゼロ:756円(税込)
- TIGER&BUNNY -The Beginning-:540円(税込)
- TIGER&BUNNY -The Rising-:540円(税込)
※2018年12月現在
レンタル作品の大半の画質はdアニメの中では最高画質であるHD画質で提供されていますが、ノーゲーム・ノーライフ ゼロなど一部の作品はSD画質で提供されています。
料金は新しい作品は1,500円~2,000円程度で、少し古いものだと800円前後といった感じ。一見するとレンタル料金がかなり高いように感じます。でもラインナップを見てみると納得できる部分もあります。
劇場アニメ『君の膵臓を食べたい』は2018年9月1日に公開され、2018年12月現在ではどこの映画館も上映が終了しています。DVD・BD発売やレンタル開始は公開からおおよそ半年程度かかるようなので今から観たいと思う人は3ヵ月以上待たないといけませんが、dアニメストアでは劇場公開~DVD・BD発売までの間の作品を取扱っているのです。
舞台など公演場所が限られていて直接見に行けないけどDVDの発売を待てないという人にはとてもありがたいサービスではないでしょうか。
このレア度を考えると高いレンタル料もうなづける部分はありますが、さすがに映画館と同じくらいの料金だと躊躇してしまいます。何とか1,000円前後で頑張ってもらえると利用しやすくなるんですけどね。旬の作品を追い求めない人や元々円盤を買う予定の人はそれまで待っても良いかもしれません。
dアニメストアの悪いところと良いところ
私は以前dTVに入っていましたが最近dTVを退会してdアニメストアに加入しました。まだ体験期間中で使い始めたばかりですが私が感じた悪いとこや良いところを紹介したいと思います。
dアニメストアの悪いところ
数日使っただけの私が「チッ」と舌打ちしたくなったようなことを書いてみます。
対応端末が少ない
hulu、u-next、Amazonプライムビデオ、dTV辺りはゲーム機での視聴やスマートテレビ(ネットに繋がるテレビ)への対応もバッチリという感じですが、dアニメストアは対応端末が少ないです。
うちのテレビはSONYのBRAVIA(ブラビア)です。スマートテレビなのでu-nextやamazonプライムビデオなどの動画サービスはアプリが準備されており、そのアプリをダウンロードすればテレビだけで見ることが可能でした。
でもテレビ用のアプリの中にdアニメストアアプリは準備されておらず、テレビのブラウザ機能からも視聴することができません。
仕方ないのでPCから出力して見るかiPad proで見るようにしています。
今後も色々な動画サービスを体験してみるつもりなので2018年12月に新しく発売されるFire TV stick 4Kをセールのときにでも買おうと決意しました。
ダウンロードが面倒
私は好きなアニメをシリーズで端末に入れておいて、出先で寝る前などに好きな話の部分を見て気分を高めたりします。
なので動画はシリーズ丸ごとダウンロードしたいのですが、dアニメストアでは手動で1話ずつダウンロードリストに追加していかないといけませんし、10本以上はリストに登録できないためダウンロードが終わるたびにちょこちょこ追加していかないといけません。
選択してまとめてダウンロードリストに登録したり、10本以上登録しても順番にダウンロードしてくれる機能があれば良いなと思いました。
ザッピングUIがあっても良かった
ザッピングとはテレビのチャンネルをリモコンでピコピコ変えるようなことを指します。
ザッピングUIは最近割と多く見られるインターフェイスで、ホーム画面などで本編抜粋や紹介動画など20~30秒程度の短い動画が次々に流れていくもので見ている方はリモコンを次々に操作するように動画の紹介を見ることができます。
見るアニメが決まっていればバチッとそれを見ますが、新しく何を見始めるか迷ったときは画風とかあらすじとかを見てみるアニメを決めたりしますが、内容紹介が少ないととりあえず本編を見て外れか当たりか判断しないといけません。
映画の本編前後にあるCMのように簡単な紹介動画を流してもらえると「おっこれ面白そうやな!」と発見に繋がることもありますが、アニメの本編の前後で流れるとうざいのでザッピングUIくらいで紹介してもらえると丁度いいのかなと感じます。
dアニメストアの良いところ
次にdアニメストアの良いところを紹介します。
アニメのラインナップが豊富
アニメに特化したサービスだけあってアニメのラインナップは豊富です。
今期のアニメをチェックして「これ見よっ!」と決めたのに加入中の動画配信サービスで取り扱っていないとか、放送直後の最新話は有料レンタル扱いになっていてそこにあるのに見れないという敗北感を味わったりしていましたがdアニメストアではそれらの問題が一気にクリアされました。
おまけに2018年秋アニメのようなくくりでアニメと配信日がチェックできるので最新のアニメや上期で見逃したアニメなども探すのが簡単です。
アニメのために動画配信を検討している人にはとてもおすすめできます。
ダウンロード再生が便利
ダウンロード再生機能があっても再生前に毎回ライセンス確認が必要なサービスもあります。ライセンス確認がなくてもダウンロードできる本数が20本など本数制限があるサービスもあります。
dアニメストアは48時間ごとにライセンス更新は必要ですが、本数は何本でもいけますし完全にオフラインでも視聴できます。
アニメは映画と違って1本が短い分、シリーズでまとめてダウンロードしておきたくなるのでこれらの制限がないのは大変便利です。
マルチデバイスで同時視聴もできる(裏技的ですが)
大抵の動画サービスは同時視聴できる台数が決まっており、1台の場合は同時視聴ができません。
dアニメストアは同時視聴は1台までなのでパソコンで動画を見ているときにスマホなどで動画を見ることは原則できません。でもこれはストリーミング再生の場合ですね。
あらかじめスマホやタブレットに動画をダウンロードしておき、ダウンロード済作品を再生するやり方であれば同時視聴することが可能です。
スマホ・タブレットがダウンロードに対応しているので、あらかじめ見たい作品をダウンロードしておくと便利でしょう。
料金が安い
映画や海外ドラマに強いVODサービスはラインナップは多いかもしれませんが料金は月額1,000円前後~2,000円掛かります。
料金が高いサービスはジャンルも豊富だったり、新作レンタルに使えるポイントが毎月もらえる仕組みになっているので、新しい作品や多彩なジャンルを楽しみたい人にはおすすめですが、家計への負担感もあります。
以前入会していたdTVは映画、ドラマ、アニメなどバランスよくコンテンツがありつつ月額500円(税抜)なので安いと思いましたが、dアニメストアはジャンルが絞られて配信本数が少ない分料金は月々400円(税抜)と動画配信サービス系ではトップクラスの激安価格です。
DVDレンタルしていた時代はまとめ借りしようとした作品の途中1本だけ借りられてたり、借りたものを返却に行くのも面倒でした。レンタル料金も1本100円くらいだったので、400円ではせいぜい1クール分のアニメくらいしか見れませんでした。でもdアニメチャンネルなら400円(税抜)で自分の好きなタイミングでガンガン見放題ですからね。本当に助かります。
アニメ好きの私にとっては、アニメを幅広く取扱っていて料金も安いdアニメストアは今後も継続して加入しておきたいVODサービスです。
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