2016年に公開されたミュージカル映画ラ・ラ・ランド(La La Land)。
監督デイミアン・チャゼルの脚本やライアン・ゴズリングとエマ・ストーンの演技、ジャスティン・ハーウィッツの音楽などは絶賛され、英国アカデミー賞やアカデミー賞で数々の賞を受賞しました。
日本でもセブ役を務めたライアン・ゴズリングが来日した際のインタビューなどが多くのメディアに流れ、気になったり記憶に残っている人も多いことでしょう。
そんなララランドの字幕版をamazonプライムビデオで鑑賞しましたので、あらすじ・ネタバレや感想などを紹介したいと思います。
ララランドの監督・キャスト
監督
デイミアン・チャゼル
その他の監督作品:セッション
出演者-キャスト
映画の役 | 人物紹介 | キャスト[俳優/女優](吹替) | その他出演作品 |
---|---|---|---|
セバスチャン・ワイルダー | ヒーロー。通称セブ。 自分の好きなJAZZだけを演奏できる自分の店を持つこと夢見ながらレストランのピアノ演奏バイトをしている。 | ライアン・ゴズリング[Ryan Gosling] (内田夕夜) | ナイスガイズ! ブレードランナー |
ミア・ドーラン | ヒロイン。通称ミア。 女優を目指すがオーディションに受からず、ロスの映画スタジオのカフェで働く。 | エマ・ストーン[Emma Stone] (武田華)
| アメイジング・スパイダーマン1、2 バトル・オブ・ザ・セクシーズ |
キース | セブの旧友。 売れているバンドのリーダーでセブをバンドに勧誘する。 | ジョン・レジェンド[John Legend] (祐仙勇) | (歌手) |
ローラ | セブの姉。 夢を追い続けるセブにそろそろ落ち着くよう諭す | ローズマリー・デウィット[Rosemarie Dewitt] (山賀晴代) | ステイ・コネクテッド~つながりたい僕らの世界 ポルターガイスト |
グレッグ | ミアがセブに合う約1ヵ月前から付き合っている恋人 | フィン・ウィットロック[Finn Wittrock] | マネー・ショート 華麗なる大逆転 |
ビル | セブが働くレストランのオーナー。 | J・K・シモンズ[J.K.Simmons] (壤晴彦) | フロントランナー ジャスティス・リーグ |
トレイシー | ミアと共同生活しているルームメイト | キャリーヘルナンデス[Callie Hernandez] | ブレア・ウィッチ エイリアン コヴェナント |
ケイトリン | ミアと共同生活しているルームメイト | ソノヤ・ミズノ[Sonoya Mizuno] (石井未紗) | マニアック(ドラマ) アナイアレイション -全滅領域- |
アレクシス | ミアと共同生活しているルームメイト | ジェシカ・ロース[Jessica Rothe] (熊谷海麗) | ハッピー・デス・デイ |
デヴィッド | ミアの夫 | トム・エヴェレット・スコット[Tom Everett Scott] | インデペンデンスデイ2014 |
ジョシュ | グレッグの兄 | ジョシュ・ペンス[Josh Pence] | ドラフト・デイ |
ララランドのあらすじ・ネタバレ
初めに簡単なあらすじ、後半詳しいストーリー(ネタバレ含む)を紹介します。
ララランドのあらすじ
舞台はアメリカ南カリフォルニアのロサンゼルス(ハリウッドがある都市)。夢を追いかける人が集まる街。
おばが女優だったミア(エマ・ストーン)も女優を目指し、映画スタジオのカフェで働きながらオーディションを受け続けていたが、なかなか合格できずにいた。
一方ジャズピアニストのセブ(ライアン・ゴズリング)は「JAZZは終わった」と言われる世の中を嘆き、自分の店を持ち好きな音楽だけを提供するという夢を持っているが、今の仕事はレストランやバーでBGMとしてピアノを奏でているだけで、姉のローラにもそろそろ落ち着くよう諭されている。
ある日、ルームメイトとパーティーに出かけたエマは、車をレッカーされて仕方なく一人歩いて帰っているとピアノの音が耳にとまる。
バーに入ってみるとセブがピアノを弾いていた。
以前、渋滞する高速道路上で最悪の出会いをしていた2人。
このバーでの出会いだけでなく、後日友人のパーティーで運命的に再会したことでお互いの夢を応援し、恋に落ちていった。
愛し合う2人であったが夢追い人の2人にはお金がなかった。そんな時セブが旧友のキースにジャズバンドに勧誘される。
ジャズと言ってもロックなどのテイストを入れた流行りに合わせた音楽でセブが好きな昔ながらのジャズではなかったが、ミアとの生活のことを思って加入するとバンドは大成功して忙しくなり、2人はすれ違うようになる。
果たして2人はどのような道を進むのか。
ララランドのネタバレ(詳細ストーリー)
ここからは詳細なストーリーを紹介していきます。緑字で書かれた曲は映画ラ・ラ・ランドのサントラCDに含まれている曲になります。
オープニング
ロサンゼルスの渋滞する高速道路で『Another Day Of Sun』の音楽に合わせてドライバーたちが歌い、踊りだす。俳優・女優となるために各地からロスアンゼルスに向かう若者たちの夢や希望を歌い、本編が開幕する。
渋滞する車の中でセリフを覚えようとする夢中になるミア。その後続車のセブはジャズを聞きながら演奏の手付きを確認していると周りの渋滞がはけだしているのに前の車が進まないことに気づく。
盛大にクラクションを鳴らし、追い越しざまに悪態ついたセブと負けじと中指を立ててやり返すミア。これが2人の最悪の出会いだった。
冬
運命的な再開
ミアの物語
ミアは有名女優も訪れるハリウッドのカフェで働きながら女優を目指してオーディションを受け続けていたが、なかなかうまくいかない。今回受けたオーディションも見向きもされず、審査員当てにかかってきた電話の事務連絡に遮られて「もう結構よ」と言われる始末。
オーディションが上手くいかなかったミアは共に暮らすトレイシー、ケイトリン、アレクシスにパーティーに誘われる。「もしかするとハリウッドの関係者が来て自分を売るチャンス、運命の出会いがあるかも」と『Someone In The Crowd』の音楽にのせて意気込む彼女たちにのせられ、初めは断っていたミアも出席することに。
パーティーはうまくいかず帰ろうとすると愛車プリウスはレッカー移動されていた。仕方なく歩いて帰るミアだったが、途中さびれたバーから聞こえるピアノの音色に惹かれて中に入ってみることにした。
セブの物語
セブは老舗のお店ヴァン・ビークが人気のないジャズをやめてサンバとタパスを提供する店になったことを嘆き、いつか自分の店を持って好きな音楽を提供したいと夢見ていた。
そんないつ叶うか分からない夢のため、家の荷物すら解かずに梱包したままの弟を心配し、見合い相手を紹介してそろそろ大人として落ち着いて欲しいと諭す姉ローラ。
しかし、まだリング際で相手に打たせているだけでノックダウンはしていないと夢をあきらめないセブであった。
セブはビルがオーナーを務めるレストランでクリスマスソングのBGMをピアノで弾く仕事を受けていた。以前彼が勝手にジャズ演奏をして契約を破棄されたことがあり、再契約になっていたようなやり取りが行われ、仕事の前に「フリージャズはお断り」と散々念を押される。
だが演奏中に誰も聞いちゃいないとばかりに彼は契約にない曲、『Mia & Sebastian’s Theme』の演奏を始める。
演奏が終わり店内を見回すとそこには以前高速道路で悪態をついた相手ミアがいて目が合うが、オーナーのビルに呼び出され契約どおりの曲を弾かなかったことでクビを宣告される。
ミアはセブの演奏に魅せられたと話しかけようとするが、クリスマスの日に解雇されたセブは彼女に見向きもせずに店を立ち去って行った。
春
またも訪れる運命的な再開
ミアはオーディションを受け続けていたが一向に良い結果は得られなかった。
ある日パーティーに出かけるとバンドがa-haの『Take On Me』を演奏しており、その中にキーボードを担当するセブの姿を発見する。
リクエストの募集でミアがA Flock of Seagullsの『I Ran』と叫ぶとセブもミアの存在に気付く。
演奏の後セブはミアを探し、いつぞやの非礼を詫びたうえで本物のミュージシャン相手に『アイ・ラン』の選曲とは馬鹿にしているのかと憤慨するが、セブはミュージシャン、ミアは女優を目指しているがお互いにまだ実現していないことを冷笑する。
リアリティのある世界が描けると評判の脚本家カルロに絡まれて面倒だったミアはパーティーを抜けるセブを見掛けて一緒に抜け出す。
周りがプリウスだらけで2人はミアの車を探しながら坂道を登っていくと夜景が見える丘がある。「恋する2人ならロマンチック何だろうけどお前なんかじゃ」なんてお互いをディスり合いながらも、『A Lovely Night』の音楽に合わせタップダンスを披露し、お互いのことが気になり始める2人であった。
接近する2人
後日セブはミアのいるスタジオ内のカフェに侵入して顔を見せた。
仕事終わりのミアとスタジオ内を見て回りながらなぜ女優を目指しているのかなど身の上に付いて話をする。
その中でミアには恋人がいるがまだ付き合って1ヵ月という有力な情報を得たセブは、ジャズは嫌いと言い放つ彼女に本当のジャズを教えてやるとクラブに連れ出す。
『Herman’s Habit』の生演奏が行われる店内でジャズの素晴らしさ、世間からは人気がなく殺されかけている現況をを伝え、ジャズを失わせないためにも好きな音楽を自由に演奏できる自分の店を持つという夢を語る。
そこにミアにオーディションの1次審査に通ったという電話がかかってくる。青春ドラマもので「理由なき反抗」に似ていると言うが彼女は映画を見たことが無いようだ。今劇場リアルトで公開されているから研究に行こうとセブはミアをデートに誘った。
セブは別れた後に1人埠頭を歩きながら、これは恋の予感なのかはたまた…と『A Lovely Night』を歌う。
交際スタート
約束の日。
ミアはこの日もオーディションを受けモノの数秒で玉砕していたが、セブとのデートを予定していたため上機嫌だった。
支度をしているとルームメイトから「グレッグ(今の彼氏)が来てるわよ」と呼ばれ、この日に先約があったことを思い出す。
仕方なくグレッグとの食事会に行くが浮かない表情。そこへセブとの出会いの曲『Mia & Sebastian’s Theme』が流れ始めると彼女はボーイフレンドに別れを告げ、セブの元へと急いだ。
セブは約束の時間にミアが現れないため一人で中に入っていたが、映画が投影される舞台上にセブの姿を探すミアの姿があった。
2人は並んで映画を見ながら手を握りいい雰囲気だったが、突然トラブルにより映画は中止され場内は明るくなってしまう。お互いに苦笑し、ミアは「いい考えがある」とセブを誘った。
2人は映画の舞台だったグリフィス天文台を訪れて中を見て回り(BGM:『Planetarium』)、ワルツを踊って交際が始まった。
夏
夢を追うセブの葛藤
ミアはセブに勧められたとおりオーディションを受けるだけでなく、自分が役を演じるための自分のための脚本(一人芝居の脚本)を執筆していた。
2人はデートを重ね順調に交際を重ねており、ある日ジャズバーを訪れ『Herman’s Habit』をセッションして楽しんでいるとそこへセブの旧友キースが現れる。
「バンドに来ないか?稼げるぞ」誘われるが、セブは断った。
その夜、セブに一人芝居の脚本を披露すると絶賛していた。
その流れでセブのお店の構想(店名はチキン・スティック、店の売りはチキンとジャズでヴァン・ビークに店を構える)に対して、お店の名前は「SEB’S」が良いとロゴまで考えたり、チキンよりお酒を提供する店の方が良い、店の場所も他を探してみればと助言するもののセブは譲らない。
翌朝、ミアが母親と電話をしており、話題はセブのことになる。
「ジャズのお店を開く素敵な人、きっと貯金があるんだと思う、最近は厳しくてレギュラーの仕事はない」という会話を聞いたセブは、生活のため一度断ったキースのバンド勧誘の話を聞きに行くのだった。
キースのバンドに加入
キースの話ではユニバーサルと契約し、週1,000ドルに加えてチケットとグッズの歩合収入という好条件だった。
早速セッションを行ってみると、キースの音楽は純粋なジャズではなくロックなどのテイストを取り入れて現代風にアレンジされたものでセブは戸惑う。
偏屈者なセブの性格を理解したうえで「ジャズを救うためにはまず誰かに聞いてもらわないと始まらない、革命を起こすなら伝統に固執するな」と説得するキースにセブは反論する言葉もなかった。
セブと同棲する家で『City Of Stars』を歌い、2人の夢はもうすぐ叶いそうだと気持ちを通じ合う二人。結局、セブはキースのバンドと契約を結び、ミアは自作自演の独り舞台の準備を進めお互いに忙しい日々を送っていた。
そんな中、セブが加入したバンド『The Messengers』のライブにミアはやってきた。
バンドの曲『Start a Fire』の演奏が始まると観客たちは熱狂するが、セブの好きな音楽とあまりに違い過ぎてミアは驚いてしまった。
秋
セブの本当の夢
セブのバンドは大成功してツアーで各地を回り、ミアとは合えない日々が続いていた。
ミアは自信が脚本を執筆した独り舞台『SO LONG BOULDER CITY(さらば ボールダーシティー)』の講演の案内を映画関係者にメールしたりといよいよ準備は最終段階に入っていた。
ある日彼女が家に戻るとセブがサプライズで夕飯を作っていた。
ツアーに同行しないかと誘うがミアは独り舞台の準備が忙しいと断る。
セブはミアともっと一緒に居たいというが、ミアがツアーはいつまで続くのか尋ねると終わりが見えないほど予定が詰まっているようだ。
生活のために始めたバンドだったが、成功したことでこれが自分のしたかったことなんだと必死に自分を納得させようとするセブ。ミアが自分の店を持つという夢はもうあきらめてしまったのかと問いかけると2人は口論になり、ミアは家を飛び出していく。
ミアの公演
ミアの1人公演の日、仕事を終えたセブは劇場に向かおうとするがこの日は雑誌モジョ誌の取材が入っていたのを忘れていた。
雑誌カメラマンの演出に気乗りしないものの対応するセブ。「ピアノ担当なんだから何か弾いてくれ」と言われ、ミアとの出会いの曲『Mia & Sebastian’s Theme』を弾きながら遠くを見つめる。
緊張するミアが舞台に立ち、ついに一人演劇の舞台が開幕したが客席を見るとガラガラ。おまけにセブのために確保しておいた予約席まで空席だった。
彼女が公演を終えると舞台裏まで聞こえてくる酷評に彼女はひどく傷ついた。
雑誌の取材を終えたセブが劇場に到着したのは終演後。深く傷ついていた彼女は「夢をあきらめ故郷に帰る」と告げ車で走り去っていった。
ミアの転機
数日後、セブの携帯に配役事務所のジェーンと名乗る女性からミアに話があるとの連絡が入る。
セブは以前彼女が話していた情報を頼りに彼女の実家を訪れ、ミアの演技を絶賛していたことと明日オーディションに来てという伝言を伝えた。
ミアは舞台で失敗した傷が癒えておらず、次失敗したら立ち直れなくなると言い行きたくない言い訳を並べる。そんなミアにセブは「大人になれ」と言い、明日の8時に君が来なくてもここにくると告げて走り去った。
翌日、約束の場所に来て時計を見ると8時を少し過ぎていたがミアの姿がない。諦めて一人で帰ろうとするとコーヒーを買って戻ってきたミアが到着し、2人でロサンゼルスに戻る。
2人でオーディション会場に向かい、彼女の名が呼ばれた。
審査員であるエイミーとフランクから
「今回の撮影はパリで行う。脚本は現場で作ることになっており先に配役を決める。リハーサル3ヵ月で撮影は4カ月」とミアのキャスティングに前向きな態度が見える。
そこで告げられるオーディションのお題は『何でもいいから語り部になってお話をして』というもの。
ミアは女優だったおばが帰郷したときに話してくれた話を導入に、一見すると愚かに見える夢追い人の素晴らしさを語った。『Audition (The Fools Who Dream)』
今後2人が進む道
オーディション終了後、2人はロマンスが始まるきっかけとなった坂を訪れた。
結果が出るのは2,3日後だが、セブのよく働く勘によるとミアはオーディションに受かるだろう。そうなると女優としての夢を叶えるために没頭しなければならないし、セブが助けてやれることは何もない。
一方のセブも自分の夢を叶えるためにこの街にとどまり自分の道を進むという。
2人はお互いに愛し合っていることを確認すると「後は様子見さ」と成り行きに任せるのだった。
エピローグ(5年後の冬)
ハリウッドのスタジオ内にあるカフェでアイスコーヒーを購入しているのは大女優となったミアである。彼女が家に戻るとそこにはセブではない旦那と娘の姿があった。
一方セブは自分の店を構えているようだ。
ミアは夫とと映画を見に出かけるが、高速道路が混んでいたため夕食を食べに降りた。車に戻ろうとするとサックスの音楽が聞こえてきて2人は入ってみることに。
店の入口にくるとそこには「SEB’S」の名が掲げてあった。店ではジャズを提供していて大繁盛しているようだ。
演奏が終わるとセブが舞台に現れバンドメンバーの紹介を始めるが、そこでミアの姿を見つけ、お互いに目が合う。
セブは観客の中のミアに向けて「ようこそセブズへ」というと、5年前のクリスマスにミアと再会するきっかけとなった思い出の曲『Mia & Sebastian’s Theme』を独奏し始める。
シーンが5年前にその日に戻り、『Epilogue』の音楽が流れ出す。
ビルのレストランでクビを宣告された後セブはミアとすぐに恋人に。
キースからのバンド勧誘を断り、ミアの独り舞台は大成功して観客席で喜ぶセブ。
配役事務所から声がかかり、2人でオーディションに向かうと合格してミアは女優に。
ミアと一緒にパリに行ったセブは、パリで最古のジャズクラブと言われる「カヴォー・ドゥ・ラ・ユシェット」でピアノを演奏をしている。
2人はワルツを踊りそのまま結ばれた。
音楽が『City Of Stars』に切り替わるとホームビデオの映像が流れ、そこにはマイホームをDIYする姿や妊娠し子供が生まれて幸せな家庭を作る2人の姿が。
ある日2人はで映画を見に出かけると高速が渋滞しており降りてみると、ピアノの音色に惹かれジャズバーの中に入っていく。
店内で男性の弾くピアノを並んで聴きながら、愛し合うミアとセブ。
これらはもし2人が上手くいっていればという幻想である。
演奏が終わり店を出ようとするミアとセブは見つめ合い、5年前に思い出の坂で話した「夢を叶えるために自分の道を進む」という結果、お互いに夢を達成した喜びと当時確認しあった「ずっと愛している」という気持ちを確かめるように微笑みあうと、2人は自分の生活に戻っていった。
感想 ララランドはつまらないのか?
ララランドはミュージカル映画ということですが、それほどミュージカル感がない映画のように感じます。
よくわからんところで歌いだして相手との激しい掛け合いなども歌とダンスと合わせて表現するのが醍醐味って気がしますが、ロマンス映画の雰囲気を演出する音楽と踊り程度の枠に収まっているような印象です。
私もあまりミュージカル映画を見たことはありませんが、ミュージカル具合で言えばディズニーのハイスクールミュージカルの方が面白かったですね。
ストーリーは予想を裏切る展開が二転三転するわけでもなく、2人のよくある恋物語が単調に進んでいくだけなのでつまらないと感じる人も多いようです。
ただ夢を追うことの素晴らしさ・苦悩や、大人になる過程ですれ違う恋愛、別々の道を歩んだ昔の恋人に再会したときの何とも言えない感じに共感する人はいるのではないでしょうか。
個人的には最後のもし付き合ってればの哀愁漂うくだりを見ていたら、新海誠監督の『秒速5センチメートル』を思い出しました。
(確か昔好きになった女の子のことを引きずって大人になっても忘れられずにいるような話だったと思います。)
もしこれがリアルだったら、男の方は「彼女と結ばれていれば」とか「今からでも寄りを戻せないか」とか考えちゃいそうですが、女の方は案外あっさりとしていて、昔の彼に対して恋心のようなものは感じないんじゃないかなとか考えてしまいました。
もっと澄んだ心で観るようにしないといけませんね。
ララランドの曲
ララランドのサウンドトラックCD、ダウンロード
ミュージカル映画であるララランドは、計15曲が収録されたサウンドトラックCDが発売されています。
年会費3,900円(ひと月当たり325円)のamazonプライム会員なら字幕版のララランドもプライムビデオの見放題に含まれており、サントラの音楽もStart A Fire以外の曲なら視聴したりストリーミングでダウンロードすることができます。
- Another Day Of Sun
- Someone In The Crowd
- Mia & Sebastian’s Theme
- A Lovely Night
- Herman’s Habit
- City Of Stars
- Planetarium
- Summer Montage/Madeline
- City Of Stars
- Start A Fire
- Engagement Party
- Audition(The Fools Who Dream)
- Epilogue
- The End
- City Of Stars(Humming)[feat.エマ・ストーン]
ララランドの楽曲の楽譜
ララランドからはピアノ、ギター、ウクレレ、合唱など用の楽譜も販売されています。
コメント