動画配信サービスの中でもコンテンツ・複合サービスの量が多くマンモス的存在のU-NEXT。
視聴方法はスマホ・タブレット、パソコン(ブラウザ)、スマートテレビとあらゆる端末で視聴できるマルチデバイス対応です。
自分でよく使う端末で見ればいいと思いますが、実は視聴方法によってUIが異なるため、動画検索の便利さなどがかなり違ってきてしまいます。
今回はU-NEXTを見る際の視聴方法によるUIの違いやおすすめの視聴方法について解説していきます。
インターフェースとは2つのものを繋ぐもの。動画配信サービスの場合「ユーザーがみたい動画を探す」「視聴する」という目的を果たすための『メニュー、検索方法、動画プレイヤー』などの表示・表現方法全般を指して使います。
U-NEXTが視聴できる端末について
U-NEXTはマルチデバイスで視聴が可能です。
動画配信サービスの多くは、PC以外の端末ではアプリ視聴しかできない仕組みですが、U-NEXTの場合はアプリとブラウザ2つの視聴方法があります。
U-NEXTを見られるスマートフォン・タブレット
- android端末
- iOS端末
U-NEXTを見られるゲーム機
- PlayStation®4
- PlayStation®4 Pro(4K対応のモデル)
U-NEXTを見られるパソコン
- Windows7 SP1以上
- Mac OS 10.5.7以上
Google ChromeやFirefoxなどモダンブラウザでは問題なく見れると思いますが、Internet Explorer等は古いバージョンだと見れない場合もあります。
もし視聴できない場合、ブラウザのプラグイン(Silverlight)やJavaScript Cookieが無効となっている可能性があります。ブラウザの設定から有効にして試してみましょう(これらが必要な場合は、ブラウザの上の方に『〇〇を有効化しますか?』のように通知が出るためそこから設定すればよいでしょう)。
U-NEXTをテレビで見る方法
- スマートテレビ
- BRAVIA(SONY)、REGZA(東芝)、AQUOS(SHARP)、VIERA(Panasonic)などネットに繋げるテレビ。動画配信サービスで対応しているものならアプリをダウンロードして視聴できる。
スマートテレビで見るメリット
スマートテレビはテレビ本体が動画配信サービスのアプリを動かしたり動画をネットから読み込んだりします。テレビだけ(1つのリモコン)で全ての操作が行え、余計な機器を繋ぐ必要がないためく余計な配線がなくスッキリします。
スマートテレビで見るデメリット
テレビ自体は処理能力が低いため、VODサービスアプリ起動中に作品一覧の読み込みが遅かったり全体的な動作がもっさりしているように感じる。
- Chromecast(クロームキャスト)
- テレビへ繋ぎスマホ・タブレットとリンクさせて使用する。クロームキャストに接続したスマホなどで動画を選択・視聴するとクロームキャストも同じ動画を再生してテレビに出力してくれる(スマホの画面をテレビに映しているのではない)。
- セットトップボックス
- ケーブルテレビやIP放送(VOD)などをテレビで見られる信号に変換する端末。動画配信サービス向けであれば「Amazon Fire TV」「光BOX+」「U-NEXT TV」などの端末があり、スマートテレビ以外のテレビでも動画視聴が可能になる。
クロームキャスト・セットトップボックスで見るメリット
テレビはモニターとして使用し、別付の端末でVODアプリの起動・通信を行うため、スマートテレビと比較すると処理が早い。
クロームキャストからテレビの電源を入れたり、Fire TV stick 4kなら音量の操作も行えたりするため、VODを鑑賞する分にはテレビリモコンを使う必要もない。
クロームキャスト・セットトップボックスで見るメリット
クロームキャストやセットトップボックスはテレビへHDMIケーブルを繋ぎ、コンセントから電源も確保する必要があるためテレビ周りの配線が増える。
操作時には、クロームキャストの場合はスマホ・タブレット、セットトップボックスの場合は専用リモコンが必要で、テレビのリモコンだけでは扱えない。
端末によっては対応アプリが少ない(Amazon Fire TVが対応アプリも多くおすすめ)。
テレビ独特のU-NEXTの機能
先程U-NEXTを見る方法で、アプリまたはブラウザのどちらから視聴するかでアダルト動画が見られるかどうかが異なると紹介しました。
テレビでU-NEXTを見る場合、スマートテレビ・クロームキャスト・セットトップボックスはそれぞれU-NEXTアプリを使って視聴することになりますが、このアプリはスマホ・タブレット版とはUIが少々異なります。
テレビのU-NEXTアプリは雑誌読み放題に対応していない
2019年の初め頃にU-NEXTアプリは刷新され、これまで別のBook Placeというアプリで提供されていた雑誌の読み放題サービスがU-NEXTアプリで見れるようになりました。
スマートテレビのアプリはちょっと独特なので当然雑誌は見れませんが、FireTVなどセットトップボックスを使った場合、デザイン的にはブックメニューのあるスマホのアプリとほぼ同じに見えます。
しかし、テレビのU-NEXTアプリはブックメニューには対応していません。スマホアプリでは動画メニューの下に雑誌や電子書籍などブックメニューが並びますが、テレビの場合はこのブックメニューはありません。
テレビは映像を見るものですし、動画コンテンツに特化したアプリになっているということですかね。
テレビのU-NEXTアプリはアダルトジャンルの表示をペアレンタルでコントロールする
スマホ・タブレットでアダルトジャンルを表示させるかどうかは、アプリなら表示されない、ブラウザから見れば表示されるという区別になっています。
テレビの場合はペアレンタルという機能を使って年齢制限のある作品をロックして非表示にすることができます。
ペアレンタルはメニューのアカウント-ペアレンタルロックから4桁のコード(初期設定[0000])を入力して設定可能で、ロックするとメニューからその他(アダルト)ジャンルの表示が消えます。
小さいお子様のいる家庭では忘れずにロックしておくと良いでしょう。
U-NEXTをテレビで見るならFireTVがおすすめ!その理由とは
うちのテレビはソニーのブラビアです。
スマートテレビなのでリモコンのSEN(Sony Entertainment Network)ボタンからyoutubeやU-NEXTアプリを起動してネット動画などの視聴が可能です。
動画配信はマルチデバイス対応のものが多いですが、家ではやはり画面の大きいテレビで見た方が迫力がありますし、目も疲れないので普段はテレビで視聴します。
もちろんU-NEXTもブラビアで見ていますが、使っていて思ったのが『他の動画配信サービスと比べてUIが悪くて非常に使いにくい』。
せっかくコンテンツ数が膨大なのに持ち腐れです。
でも先日、2018年12月に発売されたFire TV Stick 4Kを購入したのでそちらでU-NEXTを起動してみると超使いやすかったんです。
今なら『U-NEXTを見るなら断然Fire TV Stick 4Kがいいよ!』と勧めますね。
ここまで差を感じたスマートテレビとFire TVで違うU-NEXTのメニュー表示などについて紹介します。
スマートテレビで見るU-NEXTのUI(画面表示)
スマートテレビで見たい作品を探したい場合、次のようなメニューから探せます。
洋画・邦画・海外ドラマなど各ジャンルに分けられており、ジャンルの中がさらに全作品一覧・見放題ランキング・レンタルランキングなどに分かれています。
ここで全作品一覧などのメニューを選択すると作品の一覧が表示され、1画面に収まらないものは下に移動する度に読み込んで表示されていきます。
この中で気になる作品を押すと、あらすじ・出演者などの詳細情報を見たり、そのまま作品を視聴することができます。
でも見たい映画を決めるときとかパッケージ(サムネイル)画像で選び、詳細画面であらすじやキャストをチェックして面白そうだったらそのまま観始めたりしますが、微妙だったら作品の一覧に戻ってまた別の作品を探したりしませんか?
U-NEXTをスマートテレビで見るべきではない理由はココにあります。
実は作品の詳細画面へ移動してまた作品一覧画面に戻った時にスクロールバーが一番頭の部分に戻ってしまいます。洋画の全作品一覧では4000作品以上もあるためスクロールするのに時間がかかるのに、一作品チェックする度にまた一番上からやり直しになっていては到底作品は探せません。
もし見たい作品が決まっている場合にはタイトル検索を使うという方法もありますが、テレビリモコンは文字入力方法が独特で打ちにくかったり、自分が不慣れなせいもあって少し面倒です。それに、そもそもバチッと見たいタイトルが決まっていることも少ないため、やはり検索機能としては不便かなと思います。
ビデオレンタルショップでDVDを借りるときもジャンルごとに分けられた棚を見ていき、パッケージで気になった作品を手に取ってあらすじや出演者を見て鑑賞するか決めるということが多いと思います。
動画配信サービスの場合それがデジタルになっているのですから、より便利に検索できるのも売りのはずなのに、スマートテレビ版のU-NEXTではどうもそれが満足とは言えないのです。
Amazon Fire TV stick 4Kで見るU-NEXTのUI(画面表示)
次はAmazon Fire TV stick 4Kを使ってテレビでU-NEXTを見る方法です。
Fire TV等はセットトップボックスと呼ばれ、ケーブルテレビ放送やIP放送(VODサービスなど)等の放送を受信してテレビで見れるように変換してくれる機械です。テレビはモニター代わりに使用して、操作や通信などを行う小さなパソコンを別途付けているようなイメージですね。
このため、Fire TVの操作はテレビのリモコンでは行えず、Fire TV付属の専用リモコンで操作する必要があります。ただし、この専用リモコンからテレビ電源のON・OFF、Fire TVが起動すると自動で入力切替、ボリュームの調整などが行えるため、動画視聴中は専用リモコン一つで十分なので案外不便ではありません。
それでは早速スマートテレビの画面と表示の違いを比べていきたいと思います。
Fire TVはamazon端末なのでホーム画面ではプライムビデオの動画が表示されます。そこからU-NEXTアプリ起動してU-NEXTの動画を視聴します。
左ボタンを押すとメニューが表示され、各ジャンルを選択すると縦に『公開からまもない最新作』など特集が表示され、横に作品が並びます。
これを見ていくだけでも面白そうな作品を見つけるのに役立ちます。
でもU-NEXTで便利だと思ったのは監督やキャストから関連作品を探せるところ。作品の詳細画面から『キャスト・スタッフ』を選択すると関係者の一覧が表示されますが、その名前にカーソルを持っていくと画面右側に関連作品を紹介してくれます。
面白い作品に出合ったときに同じ監督の別の作品を見てみたり、好きな出演者の作品をチェックするのにかなり便利な機能です。
例えばジェイソン・ステイサムは殺し屋とか運び屋とか危ない役が多い俳優ですが、頭髪がないため映画の感想などを見ると親しみを込められて「ハゲ」と呼ばれたりしています。
そんなステイサムが出演する作品の一覧をチェックして見つけた『リボルバー』という作品。何と毛が生えてるときもあるんだなと思いながら鑑賞し、見終わってから他の人の感想を調べてみると『毛がある・・・だと!?』と世間の感想もザワザワしていました。
キャストが普段のイメージとは違う意外な役をこなす作品の発見に役立ちますし、公開年の違う作品が並ぶと役者さんの歳の取り方が見えたりして面白いです。また、鑑賞して気に入った作品があれば監督で検索すると次も面白い作品に当たる可能性が高くなりとても便利です。
アニメの場合は、声優・製作所などで検索できるので、「これ誰の声だっけ・・・」という場合に他の作品を調べたり画風の好きなアニメをチェックするのに非常に便利です。
また、ワード検索機能もスマートテレビよりFire TVの方が何倍も優れています。
キーワード検索ではタイトルと出演者の両方で検索できます。しかも一文字一文字入力するごとに絞られた予測候補が表示されていくため、全てのタイトルを打たなくてもすぐに見つかります。
同じU-NEXTという動画配信サービスを使っているにも関わらず、スマートテレビで見るかFireTVで見るかによって『ここまで使い勝手が違うとは!?』と正直驚きました。
せっかく膨大なコンテンツ数を誇るU-NEXTですから使いやすい端末で快適に動画ライフを楽しみたいものですね。
U-NEXTは31日間の無料体験期間があるので、気になった人はぜひ利用してみましょう。
そしてせっかく見るなら、その他動画配信サービスに幅広く対応したFire TV Stick 4Kが最強です。
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